【今日の朝日新聞より】憲法改正めぐる報道、生活者がその是非を判断できる素材提供を。←これ賛成です。(2016.5.21-12面 オピニオン)

(わたしの紙面批評)憲法改正巡る報道 生活者が是非判断できる素材提供を 西田亮介さん

社会学が専門の東京工業大学准教授、西田亮介さんの紙面批評です。今年は日本国憲法成立70年の節目の年ということもあり、朝日新聞も紙面で大きく取り上げています。今回の批評では、特に、憲法記念日における憲法報道について解説されていました。

現政権の非立憲制を中心とする論調に少し疑問を抱いているようですね。各紙で当然、政権や憲法に対する姿勢の違いはあるかと思いますが、当然視して書くのはやや行き過ぎではないかと警鐘を鳴らしています。

私が共感できたのは、コラム後半です。

ジャーナリズムは、制度の課題や修正点、その政治的意図を具体的かつ平易に生活者に提示し、権力監視を本業とするが、読者が考えるための素材と道具立てを提供すべきだ。憲法記念日の紙面は現政権を非立憲的と断じるのではなく、当日の紙面で簡潔にでも理路を提示してほしかった。

とあるように、読者に「どういった視点で憲法、憲法改正をとらえるべきか」その物差しを与えてもよいのではないでしょうか。通常の紙面ではなかなか基本的なところまで割けなくても、憲法記念日といった特別な日だからこそ、そういった総括的に振り返る記事があってもよかったかなと思いました。

佐々木敬太郎


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