【今日の朝日新聞より】ヘイトデモ事前差し止め。安心して暮らせる第一歩。(2016.6.3-1面)

ヘイトデモ事前差し止め 地裁川崎支部、対策法踏まえ仮処分

“特定の人種や民族を標的に差別をあおる「ヘイトスピーチ」を繰り返す団体の主催者の男性が、川崎市で5日にデモを予定していることをめぐり、横浜地裁川崎支部(橋本英史裁判長)は2日、在日コリアンの男性が理事長を務める市内の社会福祉法人から半径500メートル以内でのデモを禁止する仮処分決定を出した。”

ヘイトスピーチ対策法については、禁止規定や罰則がないことから、その実効性が疑問視されていましたが、同法を踏まえた司法判断が下され、デモの差し止めにつながることが初めて示された形になります。朝日新聞では1面で大きく取り上げ、35面にも被害者の会見が大きく掲載されています。

ヘイトスピーチに関して、個人的には、基本的人権を侵害している重大な罪だと認識しています。在日特権や犯罪と結びつけてその正当性を主張する言論も見受けられますが、そのような問題とは切り離して考えるべきだと思います。35面の、被害に苦しむ女性のインタビューや、罪なき子どもの心の傷になっていると思うと、胸が痛みます。問題は問題として、然るべきところで議論し解決の道を探ればよい、そしてそれはきっと路上ではないはずです。

佐々木敬太郎


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