【6/18の朝日新聞より】情報番組、舛添問題で過熱 (2016.6.18-33面 社会)

(Media Times)舛添氏問題、TV局過熱 情報番組が高視聴率

東京都の舛添要一知事が辞職に追い込まれた「政治とカネ」の問題。ワイドショーなどの情報番組を中心に、テレビが連日、多くの時間をさいて報じました。各局で異例の高視聴率を記録し、報道が過熱。6/18の朝日新聞社会面に、経過と原因を分析した記事が掲載されました。

私自身、あまりテレビは見ないほうですが、テレビの視聴率至上主義に辟易しているところが一因としてあげられます。

記事中にある服部孝章・立教大名誉教授(メディア法)の「消費増税の先送りや待機児童問題、五輪誘致の贈賄疑惑など報じるべきことが他にあるのに、メディアがわかりやすいスキャンダリズムに走り、軽重が逆転してしまった」という言葉は、今のテレビでの報道の問題を端的に表していると思います。

番組制作も商売ですので、視聴率向上により商品価値をあげるという理屈はわかります。きっと、ワイドショーに「ジャーナリズム」を求めていること自体がきっと間違っているのでしょう。バラエティー番組ですからね。

メディアのあり方を考える一方で、舛添さんに限らず、ミスを犯したものを一斉に叩く、今の日本の風潮には危機感をおぼえます。メディアが取り上げるのは、それが求められているから、ともいえます。今の私たちが考えなければいけないのは、メディアの倫理ではなく、むしろ日本人個々の気持ちの有り様なのかもしれません。

佐々木敬太郎


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