【6/19の朝日新聞より】ISS活用の時代 (2016.6.19-35面 科学の扉)

(科学の扉)ISS、活用の時代 新薬・滞在、実用化見すえ実験

ISS(国際宇宙ステーション)でどのような環境下でどのような実験が行われているかが、わかりやすく記事にまとめられていました。

日本は、医療・医学に将来役立ちそうな研究が多い一方、アメリカは宇宙での長期滞在を見通しての研究を進めているなど、各国で研究の特色が分かれていることを今回はじめて知りました。各国の思想が垣間見えるようで興味深いですね。

宇宙環境での活動自体が意義あるものに思えますが、一方、河野太郎行政改革担当相は、「ISSに日本人が行って喜んでいる時代は終わった。予算をつけて、十分なリターンがあるかどうか厳密な検証をする時期に来ている」と指摘したそうです。確かに、「宇宙に行けるのは当たりまえ」になりつつある今、どれだけリターンを見越せるのかという視点は重要度を増してきます。

「どれだけ還元できるか」という観点はたしかに必要です。ただ、目先の予算の削減や、即効性ばかりを気にするあまり、短絡的に規模縮小などしてもらいたくないですね。政治家の方には、研究の意義や将来性などを吟味した上で、長期的な視点に立って判断してもらいたいと思います。

佐々木敬太郎


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