【8/30の朝日新聞より】コンビニに書籍が増えてきた理由 (2016.8.30-29面 社会)

コンビニ、書籍に注力なぜ? 芥川賞作家のサイン会も

ここ数年、コンビニでビジネス書や普通の書籍などの取り扱いが増えているなぁーと、漠然と感じていましたが、その狙いと、出版業界を取り巻く事情が書かれています。

なぜコンビニが書籍に力を入れるのか。書籍は食品などと比べ、利益率は低いが、コンビニ側にとっても利点は大きいようだ。「顧客の6割が男性だが、本を買うのは6割が女性。女性の顧客拡大につながる」とローソンで出版などを担当する加藤慎介さん。セブン―イレブンによると、売れる本の傾向から顧客の嗜好をつかみやすくなり、より適した品ぞろえを考えることもできるという。

一方、出版する側から見ると、

販路が先細る中、万単位の店舗を持つコンビニとの連携に出版社は期待を高める。文芸春秋の勝野聡・営業局次長は「普段本を買わない人が本と出会う場が増えることはありがたいし、各店舗で1冊でも売れればベストセラーになる」という。

書店に足を運ばない顧客層にアプローチするために、コンビニという「場」が選ばれているようですね。本が売れない時代だと聞くし、読まない人が目に(手に)触れる機会が増えるのはいいと思いますが、本好きの私としては、コンビニでほしい本が手に入っちゃうと、ますます本屋さんの危機では…?と思っていたら、記事にもしっかり書いてありました。

出版業界の専門紙「文化通信」の星野渉編集長はコンビニの書籍販売により、売れる本だけがさらに売れる傾向が強まる、と指摘する。「消費者が本を購入できるチャンネルが増えるのはいいことだが、多様な本と偶然に出会うという体験は書店ならでは。書店の存続を脅かさない形を考えてほしい」

確かに、僕もそう思います。

あと、記事の内容とはぜんぜん関係ないんですが、インターネット(朝日新聞デジタル)と、紙面で、見出しが変わってますね。
朝日新聞デジタル→コンビニ、書籍に注力なぜ? 芥川賞作家のサイン会も
朝日新聞紙面→芥川賞作家がコンビニでサイン会 狙いは?
たしかに、紙面の方は主旨と違うかな?こうして見比べてみるのも、面白いですね(笑)

佐々木敬太郎


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