2016.2.18新聞記事より。被災地の復興について。風土と近代工事の間。

  
5年前の東日本大震災で、津波の被害にあった被災地の復興の現状についての記事です。

安心で安全な地に変えるため、巨費を投じた復興工事が進んでいますが、それは、長い歴史の中で、リスクを抱えながら自然と共に暮らしてきたその土地の風土、文化とは相容れない、「自然の脅威に負けない」といった、人間本位の考え方ではないか、というような趣旨が書かれていました。

少し前に読んだ、養老孟司さんと隅研吾さんの共著「日本人はどう住まうべきか」にもちょうど同じような内容が載っていました。

正しいか間違っているかなんて誰にも決められないし、その土地で住んでいる方や漁業を営む方、被災された方それぞれの思いもあるでしょう。まして部外者である私は、語る資格すらないでしょう。

ただひとつ言えることは、その場で生活を営む人たちの思いをないがしろにして、現地を知らない行政主体で復興工事を決めていくことだけは避けるべきではないでしょうか。

佐々木敬太郎