児童虐待根絶の第一歩となってほしい。(2016.3.9-1面)

 
厚労省が、東京23区による児童相談所の設置を新たに認める方針を決めました。激増する児童虐待に対応する拠点を増やし、きめ細かく対応できる体制をつくる狙いだそうです。

この方針は、大変喜ばしいことだと思います。児童虐待のニュースを目にするたび、心が痛くなります。「なぜこうした事件が後を絶たないのか」と常々疑問に思っていましたが、児童相談所の数が全然追いついてなかったのですね。児童虐待の対応件数と児童相談所の数の推移のグラフは衝撃的でした。

4面の関連記事によると、東京23区側は児相を設置できるようにこれまでも求めており、この要望が受け入れられた形になったようです。区の職員が虐待と疑われる児童に気付いても、児相に危機感がうまく伝わらない、といったケースも少なくなっていくものと期待されます。

一方、人材育成に課題も残り、設置に難色を示す中核市もあるようです。

「児童虐待をなくす」という国・自治体の強固な意志で、この方針を強く推し進めてもらいたいです。

また、対応強化策とともに、児童虐待がなくなるような社会の仕組みづくりも検討してもらいたいと強く願います。

佐々木敬太郎